アティカスとスロールの反乱 のバックアップ(No.7)

[アティカス]俺の名はアティカス、私立探偵だ。人には言いにくい仕事を稼業にしている。だが時には質問をする必要もなく、答えのほうからやって来ることもある。
[デアンド]今晩は、ミスター。あなたとその豪腕を見込んで依頼したいことがあるのだけれど？
[アティカス]その女は誰かの背中に突き刺したナイフのような、鋭利な赤を身にまとっていた。そいつの正体はすぐにわかったが、俺はブリスのアイストルネード並の冷静さを装った。
[アティカス]帝国のスパイマスターが俺に何の用だ？
[デアンド]「元」スパイマスターになるわ、じきにね。でも、その前に大掃除が必要なの。
[アティカス]で、何をしろと？
[デアンド]掃き掃除をお願い。

/ジャミングタワーを破壊する/

[アティカス]スパイマスターはスロールの反乱についてよく承知していて、力になると申し出た。アリアという＜沈黙の聖姉妹＞が逃走してレンダインに警告する前に倒す必要があるとのことだった。だが、俺は恨みの臭いに敏感だ。こいつは個人的な怨恨からの依頼だ。

/ビーコンを防衛する/

[アティカス]俺がレンダインの右腕に協力することになるとは、因果なものだ。離反の話もあながち嘘じゃないかもしれん。まあ、いずれわかることだ。それにスパイマスターを密告するほど愚かなことはない。

/シスターアリア登場/

[アリア]レンダイン様のお耳に入れないと...なんですって？「アクセス拒否」とはどういう？私は巫女長よ！
[デアンド]パスワードをお忘れ、アリア？
[アリア]デアンド！貴女は信用できないとレンダイン様に申し上げたけれど、そのとおりだったようね。それにしても、まさか謀反とは。中継器を手動で解除してでもこの件を報告しなければ！
[アティカス]できるのか？
[デアンド]用心にこしたことはないわ。逃げられる前に始末するのよ。

[アリア]デアンド、よくよく思い返せば、私が提案した粛正や謀殺を差し止めていたのも貴女だったわね？
[デアンド]貴様のような輩の暴走を抑えるのも私の役目よ。レンダインに必要なのは有能な指揮官で、わがままなサディストではないわ。
[アリア]貴女が消えればレンダイン様もお考えを改めるわ。テンペストの反抗的なスロールを皆殺しにした後、古い資料をじっくり調べ、貴女の命令を片っぱしから取り消してやるのが楽しみね。

/アリアを倒す/

[デアンド]よくやったわ、スロール。おかげであなたの同胞は体勢を立て直し、私は脱出の時間を稼ぐことができた。これは報酬よ。
[アティカス]仕事は片づいた。スパイマスターとの共闘は楽しいとは言えなかったが、あの女の力は本物だった。なんにせよ、これでやっとゆっくりできそうだ。
[オスカーマイク]おい、そこのイケメン！
[アティカス]はぁぁ...

[アティカス]俺の名はアティカス。世間の問題を解決するのが仕事だったが、最近じゃ仲介人をすっ飛ばし、問題のほうから玄関の鍵をこじ開けて押しかけてくる。
[デアンド]今晩は、ミスター。また仕事があるのだけれど、どうかしら？
[アティカス]彼女は、まるでパルメラの粘板岩庭園のグラファイトローズのような、深紅で縁取られた黒に身を包んでいた。バラを摘むには多くの血を流す必要がある。パルメラ人は救いがたい夢想家だった。だからこそ滅んでしまったのだが。
[アティカス]またあんたの反乱か？
[デアンド]私のではないわ。それが問題なの。スロールの指導者が空席になっている。あなたに引き受けてもらいたいの。

/ジャミングタワーを破壊する/

[アティカス]俺は指導者ってガラじゃない。口だってそんなに上手いわけじゃないしな。
[デアンド]スロールに必要なのは外交官じゃない、将軍よ。確かに拳で語り合うような男は、LLCとの交渉には不向きかもしれないわ。でも、荒くれ者の集まりには、あなたこそが指導者の器なの。

/ビーコンを防衛する/

[デアンド]スロールにとって一番重要なことは？
[アティカス]誰を殴ったか、そしてこれから誰を殴るかだ。
[デアンド]そう。スロールはなによりも力を尊重する。そして今その力を握っているのは？
[アティカス]＜沈黙の聖姉妹＞だ。
[デアンド]そのとおり。聖姉妹を倒したら、誰もがあなたに従うわ。

/シスターアリア登場/

[アリア]動くものすべてを粉砕する。いかにもスロールらしい作戦だこと。だからこそお前たちは鎖と手綱でつなぎ止めておくべきなのよ。
[アティカス]今こそスロールが独立するときだ！俺たちはぶっ壊すための道具としてだけ使われてきた。さんざん訓練させたことを後悔させてやろう。

[アリア]スロールに自力で何かをする能力などあるものか。ケダモノに理解できることなど、鉄拳の一撃くらいのものよ！
[アティカス]そいつは好都合だ。鉄拳なら俺も持ってるからな。
[アリア]この、(ピー!)め。

/アリアを倒す/

[デアンド]聞こえる、スロール？あなたの名前を唱和しているわよ。あなたは証明したのよ。抑圧者よりスロールのほうが強いということを。
[アティカス]スパイマスターの言うとおり、自由を勝ち取れるかもしれない。そのために必要なのは、勝ち続けることだけだ。

[アティカス]俺の名はアティカス。帝国に踏みにじられる虫けらだ。ここでは出る杭は打たれると身をもって学んだ。虫けらなりに生き残るには、会う奴がみんな虫眼鏡を隠し持ってることを疑うしかない。
[アンブラ]今晩は、ミスター。私---
[アティカス]出て行け。
[アンブラ]なんですの？私は助けになろうと...
[アティカス]スロールに＜沈黙の聖姉妹＞の助けなぞ要らん。使い捨ての兵隊が欲しいなら他をあたれ！
[アンブラ]ですが...私は---
[アティカス]出て行け！

/ジャミングタワーを破壊する/

[アンブラ]私を追い払ってこの戦いに勝てると思って、スロール？ありとあらゆる助けが必要なのではなくて？
[アティカス]で、貴様らの気が変わったらどうなる？反乱が始まったのも、それが貴様らにとって好都合だったからだ。俺たちの味方でいることが不都合になったら、貴様らはどうする？

/ビーコンを防衛する/

[アティカス]貴様らがスロールを奴隷にしたことを忘れたと思うな。
[アンブラ]発見された当時、貴方がたには知性すらなかった。私たちが貴方がたを育み、闇から救ったのですわ。
[アティカス]余計なことをしてくれたもんだ！おかげで俺たちは自分で学ぶ機会を奪われた。貴様らは俺たちの知性を俺たち自身への武器として利用した。俺たちには鳥かごを認識できるだけの知能しか与えられなかった。ケダモノのままだったほうがマシだ。それなら単純労働にも満足できたからな。

/シスターアリア登場/

[アティカス]貴様ら聖姉妹は特にタチが悪い。魔法をちらつかせ、歯向かう者を見つけると力でねじ伏せる。貴様らはレンダインに操られたムチだ。
[アンブラ]＜沈黙の聖姉妹＞が貴方がたの看守だったことはありませんわ！貴方の言い分はレンダインの暴虐を歪曲しています。共通の敵はレンダインですわよ、スロール。

[アンブラ]お互いにいがみ合うよりも切迫した脅威があるはず。レンダインがヴァレルシと結んだ契約は、貴方がたの種族はもちろん、すべての生命を破滅させるでしょう。共存の道を見いだすには、まず生存そのものを保証しなければ！

/アリアを倒す/

[アンブラ]同じことでしょう、この愚か者！わからないんですの？貴方がこの戦いをつづければ、かつて閉ざされた未来を取り戻すこともできるでしょう。誇りのため、貴方は戦いつづけねばならないのです！
[アティカス]誇り？誇りだと？貴様らお偉い連中はご大層な言葉を使うが、見え透いてるぞ。革命を起こせ、革命を起こせ！奴隷にしたわけじゃない、解放してやったんだ！俺は英雄じゃない、謀反人だ！もう俺たちに誇りはない。お前にこき使われるだけのスロールだ！